予期できないことはいきなりやってくる。やれることは今やっておこう。
このブログで中心としている英語関係や便利な教育・勉強道具などとは「直接」関係ないかもしれません。
しかし、大切なことに気づきましたので、こういうことも書いていこうと思いました。。
やりたいことを後回しにしていると、いつかいきなり、大きな問題が発生し、それができなくなるかもしれません。
今回の長女(5歳)のそけいヘルニアの手術です。
親としてはもちろん、教育者、学習者として色々と学びました。
それについて記録していこうと思いました。
発見
娘と風呂上りに何か右側の下腹部がポコッと膨れているなぁ、と思っていました。
それが気になって、小児科に行くと、
鼠経ヘルニアかも、と。
なんだそれは…。
女の子はたまにあるようで、イメージとしては脱腸のような感じでしょうか。
緊急でもないが、ほおっておくと激痛になるかもしれない、と。
できれば早めに大きな病院で診てもらった方が良いとのこと。
紹介状をもらい、大学病院へ
大学病院での検査
そこで、予約を取って、大きな病院へ。2020年8/25(火)
担当の先生人見てもらうとやはり鼠経ヘルニアとのこと。
手術方法としては
「腹腔鏡下」
を選択。
入院は10/17(土)で、手術は10/19(月)。
手術は平日しかできないのと。
手術月曜を希望すると、入院の場合は土曜から入ることになる。
全身麻酔をするとのこと。
娘が麻酔、と聞いてぞっとしました。
後に麻酔科の先生と話をして、麻酔するためのマスクの装着の練習もしました。
「手術」ということばを使わず過ごす
手術をすることは決まっているのですが、長女は幼稚園で元気に過ごします。
注意したのは「手術」という言葉は使わないこと。
また、おなかのでっぱりのこともあまり気にさせず、普段通りの生活をさせました。
咳・鼻水の症状で手術延期
手術前は体調管理が重要です。
「少しでも風邪症状が出たら連絡をください」
と、病院側も注意しています。
特に、麻酔をかけるので、肺に負担がかかるとのことです。
少しでも体調が悪いとその分、手術のリスクが高まるのです。
さらにコロナの影響で、かなり厳しくなっています。
長女が咳・鼻水の症状が出始めたので、ここは病院に連絡し、延期しました。
2021年1/3(日)入院
1/4(月)手術
1/5(火)退院
年末年始で体調を落ち着け、入院も最短で済めば、と願う。
延期になると、もう一度麻酔科の先生の話をきくことになります。
入院準備
次女(2歳)もいるので、神奈川県から義母にも来てもらうことに。
体調は万全になるよう、かなり注意。
どうしても鼻水咳の症状が出やすい問題…。
耳鼻科に行って、多めに薬をもらっておきました。
あとは荷物。
妻が付き添いで、
- アイロンビーズ
- 子供用タブレット
子供が好きな時間をつぶせるものはなるべく多く準備をしておきました。
病院にwifiがあったので、助かりました。
妻のスマホにマリオカートをダウンロードしたら、ほぼそればっかりやっていたそうです…。
入院1/3(日)
大荷物をもって、入院手続き。
コロナ感染防止で病院は厳重体制です。
病室は一番狭い4人部屋にしましたが、かなり余裕です。
広かったので、付き添いベッドはいらないかと妻と相談しました。
しかし、付き添いベッドはあったほうが良かったそうです。
200円程です。
手術1/4(月)
朝8:00に到着、妻長女は元気。
8:20、看護師の担当の方が来て説明開始。
手術という言葉は使わないで、と依頼してありましたが、
病院側の方々、普通に使っちゃってます…。
長女はおそらく察して
「こわい」
と言い始めました。
ですが、行かなければいけないので、
「お腹良くする魔法をしてもらうから」
とか言って、看護師さんと手術室に向かいます。
そこまでの時間が長かったです。
いつもの無邪気な顔が不安に包まれています。
手術室の前でいったのは
「頑張ってね」
「何があったか教えてね」
です。
涙がでてきます。
看護師さんと手をつないで手術室奥に向かっていく後ろ姿。
さらに涙が流れてきました。
そこで気づいたのは手術室前の人間模様です。
- 看護師さんと談笑しながら入っていくおじいさん。
- 泣きながら抱き締めあう母と子供。
- 両親に頑張って、といわれクールに歩いていく少年。
ドラマで良く見る場面です。
生々しさを感じる一方で、人間の温かさを感じてしまいました。
患者の心理的なストレスだけでなく、それを見送る人も辛いです。
妻とラウンジで待ちました。
手術後
11時前、ベッドに横たわって帰ってきました。
「痛い痛い」と泣いています。
無事でよかった、という気持ち。
こどもが痛がるのはみていられない、という気持ち。
複雑な気持ちです。
おなかにはちいさいですが、傷跡も。
この瞬間は一生忘れません。
痛みを変わって上げられれば変わってあげたかったです。
おしりから痛み止めを入れてもらって、少し落ち着くまで2時間くらいはかかったでしょうか。
まだ麻酔も効いているようで、「痛い痛い」と泣きながらうとうと。
3時間後には落ち着いて水も飲めるようになる、との説明がありました。
そのころには少し楽になって、
「マリオカートやりたい」
と笑顔で言えるようになっていました。
退院
1/5(火)10時退院手続きへ。
まだ痛いようですが、歩けるようになっています。
ですが、歩きは遅く、「だっこ」となります。
だっこも、普通の抱っこはお腹が痛いようなので、お姫様抱っこのような形です。
でも、娘をだっこできるとはどんなに幸せなことなのか。
娘と一緒に入れる時間はどんなに幸せなのか。
そんな気持ちになりました。
親に頼ってほしい
そういえば他の記事で
こんなことを書きました。
コロナの影響でアルバイトができなくてキツイ、といって、苦しんでいる学生がいます。
ただ、親としては頼むから頼ってくれ、ということです。
こどもが苦しんでいるところは見たくありません。
(不必要な無理、という意味で)
こどもはいつまでたっても、親の子です。
助けたいですし、苦しんでいれば変わってやりたいです。
本当です。
気づいたこと
今回はあるていど、準備のできる手術でした。
しかし、人生でどんなことが起きるかわかりません。
急病で倒れてしまうかもしれません。
事故に会ってしまうかもしれません。
事件に巻き込まれてしまうかもしれません。
そうなった時から何かをし始めても遅くはないかもしれません。
しかし、何かをやりたいな、と思っているなら行動は早い方が良い、と思いました。
そういう意味で
- 親への感謝
- やりたいなぁと思っている夢や目標
これは行動しておくことが大切だなと強く感じました。
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