はじめに:英語ツールの買い方(図書館・中古・洋書・ポイント活用)
英語の勉強は難しいです。
「簡単だ!」
とか言っている人はおかしいです。
他言語習得は難しいです。
難しいので、その手間をお金で解決するため、色々なビジネスが生まれます。
- 本
- YouTube
- ブログ
様々な媒体でサービスが提供されています。
大切なことは、まずは小さく(無料)、コツコツ始めることです。
いきなり英会話スクール契約とか、高額な教材購入とか、
しないほうが良いです。
この記事では今まで私が実際に使ってよかった(現在も使っている)ウェブサイト・本などを紹介します。
その後、その理由や簡単な中身、意味を紹介します。購入を検討する際は
- 最寄りの図書館に入っているか検索
- なければ図書館にリクエスト
- リンク先の購入ページで「中古」があるかチェック
以上のステップを踏むと節約できます。
なぜ英語学習にお金をかける必要がないかについては
こちらをご覧ください。中古購入を検討する場合でも、
- 紹介する本の楽天のリンクをクリック
- 「ブックオフオンライン楽天市場店」の値段をチェック
- 安ければお気に入りに入れておく
- 3000円以上で送料無料になったら(無理して買う必要はないですが)
- 楽天のポイントアップを狙う
- 買い物マラソン
- 0と5の付く日
- 夜8~11時頃に時間限定で開催されるブックオフ10倍ポイント
- 以上重なった日に楽天カードで決済する
少し面倒ですが、以上のステップを踏むと、楽天ポイントががっつり入ってくるので節約におすすめです。
洋書や海外の製品の場合はやはり Amazon が一番強いです。
洋書であれば最近、Amazdon Kindleや楽天Kobo (楽天の電子書籍)も安くなってきました。
楽天ポイントをためている人は、↑ で紹介したブックオフでの買い方が良いですし、
Amazonを中心に買っている人はAmazonでも良いと思います。
買い物をする時も、なるべくお得に。
ウェブサイト
それではまずは無料のウェブから。
Collons English Dictionary
無料で質の高い英英辞書。発音記号をクリックしてサクッと発音確認出来て重宝します。
というか、なるべく早く英英辞書に慣れて使った方が、時間効率も良いです。
BBC Learning English
‘Pronunciation tips’で英語の正しい発音をきいたり、‘6 Minutes English’でリスニングしたりと、様々な使い方ができる優れたサイト。YouTubeでチャンネルあり。
英検
ウェブ上で気軽に自分の英語レベルをチェックができます。
英辞郎 on the web
日⇔英どちらでも検索できる辞書機能は例文も豊富で便利。「レベル診断テスト」では「リスニング編」、「単語編」、「イディオム編」などのカテゴリーで気軽に挑戦できます。
weblio 語彙力診断テスト
英検・大学入試・TOEFL・TOEICなど目的別で診断テストが簡単に受けられる。音声も聞こえる単語があるので単語を覚えるためにこのサイトを工夫して使うのはとても良いです。
雑誌
次は図書館では無料、本屋や電子書籍では1000円前後の雑誌です。
English Journal
表紙に有名俳優・女優を載せ、インタビューした生の英語が聞けるCDが付いていて、全てスクリプトが記載してあるので、学習もしやすい。それだけでなく毎号、英語圏の国の文化を紹介する企画も面白い。お気に入りの号があれば買ってもよいと思います。例えば私はイギリス文化研究のため、12月号は毎年買っています。
留学ジャーナル
海外で学ぼうとしている人にはもちろん、海外赴任やインターンシップ、ワーキングホリデーを考えている人にとっても重宝する情報が豊富。海外生活がどのようなものかを見てみたい時も役立ちます。
CNN English Express
ニュース英語を中心に、幅広い分野の情報・知識を提供。文法を丁寧に解説する特集もあるので(aとtheの違いなど)、自分の弱点であるところが特集されていたら読んでおきたいです。
英語読本
こちらも図書館にあれば無料のい読み物です。
Penguin Readers/ Oxford Graded Readers
英語のレベルごとに分けられているので、自分にとって難しくないものを「多読」するのにはぴったりのシリーズ。ただ、多読でも、復習は必要です。
対訳ニッポン双書
日本の名著を日本語・英語の対訳ページでまとめられているので、辞書などを調べずに、気軽に英語の表現に触れることができます。特におすすめは↓
武士道 Bushido: The Soul of Japan
新渡戸稲造が「日本の宗教教育は何か」と聞かれたときに、答えられず、日本の精神文化にあった道徳を、洗練された英文で世界に発信しました。日本でも頻繁に起こる武士道ブームやサムライフィーバーは、この本がきっかけといっても良いでしょう。
単語集
ここにお金をかけ過ぎるのは良くないですが、あえて検討するのであれば…
Duo 3.0 CD 基礎
いきなりCDですが、単語集でも「音」は絶対活用しましょう。このCDを使って
- リピーティング(聞いた文をいったん止めてそれを言う)※録音しておく
- ディクテーション(聞いた文をいったん止めてそれを書く)
- 準拠するテキスト『DUO 3.0』(↓を参照)で答え合わせ
- 「1」の自分の声と音源の録音を比較
- 単語や熟語の意味確認
この方法を何回も繰り返すことで、リスニング・単語力両方が間違いなく改善するでしょう。英語学習で「音」は絶対です。
リピーティングのやり方については↓を
ディクテーションのやり方については
こちらをご覧ください。
Duo3.0
上で紹介したテキストです。高校で使っていた人はラッキーです。高校の英語の先生のナイスチョイスです。一生使い続けられるくらいの質です。
速読速聴・英単語 Core1900
100字前後の英文を読む・聴くことに重点がおかれ、出てくる単語の意味もしっかりと載っています。付属のCDを聞きながら、英語を話すことまで練習できる。Basic、Businessなどレベルや目的によって異なる版があるのも良いです。
文法書
以上のようになるべくお金を使わずに、慣れてきたら、やっと文法書を一つ買うくらいで良いと思います。
日本人は「まず文法!」という人がすごく多いのですが、まずは、
リピーティングとディクテーション、つまり音が先です。
総合英語Forest
どんなレベルの学習者にも対応可能なテキスト。私は家庭教師をしている時、高校生が使っていたので、合わせて使っていました。準拠している『解いてトレーニング』と『音でトレーニング』を合わせると良いです。基礎づくりにはもってこいです。ただ、何の目的もなく文法問題を解くのはもったいないです。文法書をやる時のコツは、TOEICの模試でも何でもよいのですが、そこで疑問に思った時に、文法書に戻ってくる感覚です。これが習慣化すると、質の良い英語学習ができます。
マーフィーのケンブリッジ英文法
Basic Grammar in Use という、英語を学習する世界中の人々がおすすめする文法書の翻訳。実践的な問題がわかりやすい形で演習できるので、日本人が執筆した文法書とあわせてこれをやってみると心強いです。英語を本格的にやり始めようとしている人は英語の原書でやりましょう。原書では中級編、上級編、イギリス英語版、ワークブックなど、シリーズが充実。↓を参照]
English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook
上でも触れましたが、実際にamazonのレビューを見ると、世界中の英語学習者がべた褒めしているのが一目瞭然なのがわかります。
オックスフォード実例現代英語用法辞典 <第4版> Practical English Usage
Practical English Usage の翻訳版。高いので、英語を専門として使いたい人向けです。「よくこう使われちゃうけど実はこっちの使い方のほうがいい」という感じで、微妙な違いやよく学習者がする間違いなども紹介されています。一度ペラペラとめくってみたい。英語上級者を目指す人や教える立場の人は↓をどうぞ。
Practical English Usage, 4th edition: (Paperback with online access)
少し高いので、まずは図書館にリクエストしてみるのが良いです。
辞書:英英辞典・連語辞典・類語辞典
文法や語法など気になってきたら辞書が一つあると良いです。
ただ、中学や高校で使ったやつで間違いないので、それがあればオッケーです。
後半で英英辞書を紹介するので、それは優先的に買った方が良いです。
ジーニアス英和辞典
学校の図書館や本屋では必ず置いてあるといってもいいほど有名な辞書。わりと忘れがちであるが、最初にある「この辞書の使い方」をしっかり読むと、英語のことがよくわかる。たとえば辞書でよく出てくるCとUって何か、など。
Oxford English Mini Dictionary
‘mini’ とあるように本当に小さくてかわいい。ジーンズのポケットにも入り、どこにも持ち運べる。各項目がシンプルに定義されているので、「辞書を読む」を始めた人や、英語を英語で理解しようと始めた初級~中級者におすすめ。電子・オンライン辞書の時代だが、それだけに頼っていると、停電時・機器の故障などの場合は何もできません。そんな時、やはり紙の辞書が手元にあると心強いです。
Longman Dictionary of Contemporary English (6E) Paperback & Online (LDOCE)
本気で英語を勉強したい人、仕事で英語を使わなければならない人にとって必須。付属のデータ版では、探している語や意味を検索するのに役立つし、発音も聞けるので、仕事でかなり重宝します。
Oxford Collocations Dictionary For Students of English (Book & CD)
こちらは英語を「書く」時に必ず必要になる辞典。語と語を繋げる時に、前後にどの単語を使えばいいかがわかります。
Oxford Paperback Thesaurus
類語辞典。ライティングでは同じ単語の繰り返しはかなり嫌われるので、同意語を使えるようにしておくことはレベルアップに必要不可欠です。紹介されていた類語をそのまま使ってしまうと、微妙なニュアンスで勘違いされることもあります。調べた類語を先に紹介した Longman Dictionary of Contemporary English の定義や例文で確認する流れが習慣化できれば、上級者への仲間入りです。最初に紹介したCollins English Dictionary OnlineでもThesaurusがあるので、そちらでも良いですが、紙のものがあると、読むだけでも面白いです。
資格英語:IELTS, TOEIC
今までの基礎となるツールに加えて、何か目標があるといいですね。
そこで、
- 話題のTOEICや
- (イギリス)留学で必要なIELTS
こういうものを一つ持っておくと英語学習のモチベーションで良いです。
IELTS 14 Academic Student’s Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)
イギリス・オーストラリアなどへ留学を考えている人は受ける必要がある試験の過去問題集。留学目的だけでなく、英語の四つの技能「聴・読・書・話」に関する超難問を挑戦したい人はぜひ。ちなみに私は留学前これでリスニング練習(リピーティング・ディクテーション)をしていたので、イギリス発音になりました。
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
TOEIC受験申込する人は必ずやっておかなければいけない問題集。確かに公式なので、スピーカーのアクセントなど本番形式に慣れるために有効。ただ、3300円で模試2回分でコスパが良くないので、複数買う必要はないです。図書館にあればそれを使うか、中古で古い公式問題集を探せば楽天だったら2000円前後でも見つかることがあります。
[音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+ 究極のゼミシリーズ
映像(DVD)
テキストの英語、資格試験の英語は飽きてきます。
そこで、学んだ英語を使う機会としてドラマなど見てみましょう。
Father Ted
イギリス、アイルランドのユーモアや文化も知ることができます。Sitcom (Situation Comedyの略)は、中級者以上の英語学習に最適です。映画よりも会話が多く、一つのエピソードが長くても20分前後で終わります。楽しみながら、セリフとしての英語だけでなく実際に使うような英語を吸収しやすいです。イギリス留学の際、孤独な生活でこれを見て大笑いしていました。
その他の映像作品は長くなりそうなので、別記事にしたいと思っています。
モチベーション維持
日本では英語を使う必要はないですね。
ですので「なんで英語をやっているのか」
この疑問が出てきます。
そんな時に役立つのが
イングリッシュ・モンスターの最強英語術
こんな動画で著者を見つけました。
まとめ:お金をかけず早速やってみる
色々とツールは紹介しましたがポイントは
- 無料ツールを使いながら
- お金を払えば手間が省けるものについては投資を惜しまず
- とはいえツールにこだわり過ぎず
- 耳・口・頭・手を使い
- スキルを積みあげていく
以上のことは変わりがないと思います。ぴったりのツールに出会えるといいです。
他にもこんな記事を書いていますので参考委にしてください:
コメント
[…] 野球挫折者でも20代後半で留学して大学英語教員になれた英語ツール英語教育業界では様々な魅力的な有料ツールが溢れていますが、この記事では、大学野球や新卒営業でも挫折した筆 […]