学生は教員に顔を求めていない
結論:オンデマンド型に顔出しは必要ありません。(同時進行型には顔出ししたほうが良いですが)
学生は教員の顔やその映りに興味はありません。心配しているのは
- 単位(成績)はとれるか
- 課題の負担はどのくらいか
- 学びはあるか
以上3つです。
自分の顔やスタイルが商品の芸能人やモデルは、見た目で勝負します。
ただ、教員にとっての商品(価値)は、教える内容です。
情報が適切に届き、学生に学びが共有できればそれでよいです。
教員はもう少し肩の力を抜いて、遠隔授業をやってよいのです。
知識を伝えること
たとえばYoutuberは魅力的な映像を日々研究し、それを提供し、利益(広告費)を得ています。
コロナで突然Youtuber化しなければいけなくなった教員にはスキルがありません。(認めましょう)
ただ、教員には知識があります。その知識を
- 適切に伝える、届ける
以上のことを意識すればよいです。
教員にとって魅力的な映像を提供することが目的ではありません。
知識を伝えること。これのみです。知識の伝えかたについては
こちらが詳しいです。
プレゼンテーション要素はかなり重要ですが、それは声の抑揚や伝え方でいくらでも調整できます。
顔出しすることのメリット
とはいえ顔出しすることにメリットもあります。
顔がわかる
ある程度の親近感は沸くでしょう。しかし、このくらいでしょうか。
顔出しすることのデメリット
映りを意識
どうしてもこれが気になります。そうすると
- カメラを良いものに
- 視覚効果を凝ったものに
など色々と教育効果には直接かかわらないことを考えなくてはいけなくなります。
服装・化粧・メイク・髪型
対面授業ではもちろんマナーとして普通です。
ただオンデマンド型でこれらのことを必要以上に気にしていては、その時間がもったいないです。
その時間を教える内容とその伝え方に使いましょう。
音は重要
オンデマンド型授業で唯一気にしたほうが良いのは、音です。
これはかなり神経質にしたほうが良いです。
- 車から聞こえてくるラジオの音質
- いつも聞いている音楽の音
これが悪かったらどうでしょうか。
気分悪いです。
実際の対面授業でも声が小さかったらどうでしょう。
気分悪いです。学びにはつながりません。
これを解決するのがマイクの質です。これには1万円くらいはかけるべきです。
これに関しては
こちらで「audio-technica AT2020USB+」についてレビューしているので見てみてください。
オンデマンドを推奨する学校・教育団体は、これくらいは教員に配布してください。
これができないのであれば、教員個人として最低でもこれくらいは責任を持って買っておくべきです。
あとは内容です。
まとめ
文科省は遠隔を行う場合でも対面と同じ質を要求しています。
ただ、これはオンデマンドの場合、性質が異なるので不可能です。
質を同じにする場合はかなりの負担なので、時間がかかります。
取り急ぎ、
- 優先順位の低い顔出しのことは考えず
- 音のマイクを考えながら
- 内容の届け方を丁寧に
以上のことで良いのではないでしょうか。
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