『ファイヤー・ストーム』における消防士の家庭と宗教の介入

命がけの仕事にも精出して、家帰っても妻や家庭を完璧に。

そんな完璧は追及できない。

そんな人間性を描く消防ドラマに宗教が救いの手を。

人気牧師アレックス・ケンドリックが監督したのもうなづける、ゴリゴリの宗教映画です。

アレックス・ケンドリック監督『ファイヤー・ストーム』(Fireproof, Sherwood Pictures、2008年)

Fireproof Official Trailer

 

 

・消防の仕事に精出し過ぎて、妻や家庭を顧ない夫

・妻の職場(病院)で人妻に優しくする医師のずるさ

・その医師の働く現場に運ばれ手当てを受ける主人公とその様子を見に来る妻の絶妙な感じはよかった

・父母(と彼らの宗教的)な支え、献身

・妻への見返りを求めない献身をし続けるのは学べる

 

家庭との葛藤は確かに良く出る。

そこに宗教を絡ませるのはさすがキリスト教圏というところか。

冒頭の夫の妻に対するひどいいいよう、ぶっこわれて冷め切った夫婦関係をこれでもかと見せつけられた後、見せつけられるアメリケーンなラストはさすがにあういうのは個人的にはあまり好きでなくとも「そうだよね」と許してしまう。

消防の日常や実際にぶっ壊れてしまった家族のかたちはもちろん、仕事が忙し過ぎてうまくいかない夫婦関係にいる人、実際離婚検討中(もしくはしてしまった)と言う人にはぶっささる内容なのでは

 

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