この記事の結論は
- 政府主導の留学生増加は反対
- 「留学生頼りの大学なんて潰せ」も反対
- 「日本の大学(小中高なども)増やして、正規の研究者・教職員増やせ」に賛成
以上です。
これについて深堀します。
留学を矮小化するな
政府が「外国人留学生増やす」
こんなこと言ってます。
異文化理解できていない無能政府です。
自分だったらどこに留学行きたいですか?
「留学来てください!」
って言われてもその国、学校、大学に学ぶ魅力がなければ行こうとも思いません。
「留学生増やす」なんてこと、政府が目指してはいけません。
政府がやるのは、「留学したいな」と思われるような国にすることです。
結果的に留学生が増えればよいのです。
「留学生頼りの大学なんて潰せ」も反対
留学生増加の話題になると
「留学生より日本の学生に金使え」
となります。正論です。
ただ、「血税ガー」ともなってしまします。
どこかを削ってどこかに付ける論(税は財源論)です。
税は必要だが財源ではない
公務員が叩かれる際も「俺たちの税金で」となりました。
正社員削減を言う政党もあります。(派遣会社に利益を誘導したいからです。)
留学生増加は反対ですが、大学潰しは、単に、日本をぶち壊すことにつながります。
大学減らすと、将来の子供たちにツケを残します。
学ぶ選択肢が減り、そこで働く教職員もさらに疲弊するからです。
具体的にどうなるか
「留学生に頼る大学いらん!減らせ!」
↓
教職員・研究者のポスト減る (研究者は海外へ流出)
↓
教育・研究力下がる
↓
さらに選択と集中
↓
利益重視の研究増加
↓
日本はすでに先進国ではありませんが、さらに衰退途上国へと成り下がります。
これはいけません。
「だったら大学増やせ!」「正規教職員増やせ!」が正解
もし仮に留学増やすとなっても、大学とそこで働く人が必要です。
- 留学生に対応する部署、職員
- 授業担当する教員
以上を増やさないといけません。
そうしないとブラック大学がさらに増えます。
留学生増やさなくとも、大学の現場は疲弊してます。
今は普通になってますが、非常勤講師(アルバイト)で授業回さないといけない状況は、異常です。
財務省のプロパガンダで
「税が財源」
「クニノシャッキン」
「ゼイセイハタン」
が浸透してしまった日本では、なるべくお金使わずに何かをすることが普通となってきました。
これだと供給力(教育だと大学の数はそこで働く人たち)が削られます。
非常勤や派遣で回せば、人件費を抑えられるからです。
これはやってはいけません。
まとめ:留学生よりも日本の学生増やして、大学や教職員増やして、教育研究力上げろ
留学は素晴らしいです。
異文化を学べます。
言語や文化の異なる人と友達になれます。
留学生も素晴らしいです。
勇気をもって、言語や文化の異なる国で学ぼうと決意してやってきました。
目的意識がはっきりしているので、自国の学生よりも熱心にする人もいます。
(私はそのつもりで留学しました。)
今、指導している外国人留学生も、熱心に学んでいます。
しかし、これを国が介入して下手に優遇するとどうなるか。
留学エージェントが利益を生みやすくなり、キャンペーンを打ちます。
「何を学びたいか」でなく、「どこがお得か」などで留学生を決定してしまいます。
その一つに日本が出てきます。
この意思決定で来た留学生はどうなるでしょうか。
留学先の現地人と関わろうとせず、自国の人とのみ話す。
友人と過ごさないので、余った時間はアルバイトに費やす。
これが留学でしょうか。
自分が留学して留学の良い悪いを見ているので、反対です。
仮にしたとしても
- 大学の数増やして
- 正規の教職員増やす
これを主張します。
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